アウトレット床材本舗(ゆかざいほんぽ) ※ご不明な点はお気軽にお電話ください   0944-32-8554

床材の基礎知識

アウトレット商品について

B級品とは、製造時にできた軽微な傷や、天然木を使用していることによる筋、入り皮や・色合いの不整合などのために、検品用コンピューターで自動選別され、正規品(A級品)として出荷されなかった商品です。

中古品ではなく未使用の新品ですので、商品性能的には、正規品との違いはほとんどありません。

若干の反りや小傷、色むらがある場合がございますので、施工の際には必ず仮並べを行ってください。


フロア・フローリング

フロア・フローリングともに床材です。
以前は部屋に貼る物をフロア、廊下や縁側など長いところに貼る物をフローリングと区別していましたが、今はどちらの名称も用途に合わせて使われています。



フロアカットサンプルについて

カットサンプルを送料無料300円でご用意しております。(※当店の全ての商品に該当致しません。)
サンプルとしてご紹介している商品以外のものは、大変申し訳ございませんがカットサンプルはございません。

※合板フロアで在庫を多くご用意しているものはカットサンプルがございます。 詳しくはお問い合わせ下さい。



フロアの違いについて


突板(つきいた)フロア

突板(つきいた)とは、天然木を薄くそいだものです。
強く押して(突いて)削り出していたところから、突板という名称がつけられたようです。

一般的には、「合板(ベニヤ板)の表面に0.2~0.3mm厚の天然木の突板(表面板)を貼った複合材のフロア」のことを「突板フロア」と呼びます。
同じ樹種でも木目が異なり、また天然木を用いるため、自然な深みや味わいを楽しむことができるのが特徴です。


シートフロア

突板の代わりに 木目を印刷した多層フィルムを床材の表面に貼ったものです。
見た目でいうと、天然木の自然な味わいと異なり模様が一定していることや、通常の木目では出すことのできない色味、石目柄やコンクリートタイル風などの展開がみられ、ここ最近人気がでております。



無垢フローリング

捨て貼りフロアや直貼りフロアは、合板やMDFなどを何層にも重ね合わせて作られていますが、無垢フロアは1枚の木でできています。
木そのものの質感を感じることができ、また高級感のある床に仕上がります。

湿度や温度の変化に影響を受けるため、夏は水分を吸収してふくらみ、冬は乾燥して縮みます。
施工に関しては湿度や温度、季節で施工方法が変わるため、どちらかといえば大工さんなどプロ向けの商品です。
施工を誤ると、反りや割れ、ケガの原因になりますのでご注意くださいませ。



施工方法の違い


捨て貼りフロア

根太の上に下地合板(針葉樹やコンパネ12mmなど)を設置し、その上に「専用ボンドと釘」で施工するフロアです。
根太の上に下地をすることで、床の構造がしっかりとし、床下からの湿気や冷気等も遮ります。


直貼り(じかばり)フロア

防音床材(遮音LL40、LL45)などが直貼りフロアに該当します。
裏面にクッション材が付いているため、歩くと少しふかふかとした感触がします。
なおボンドのみでの施工になりますので、既存の床の上に貼る「上貼り施工」には使用をお勧めできません。
(※浮きや剥がれ、床鳴りなどの原因になり得ます。)
また、釘を使って施工するとクッションが圧縮されてしまい、防音機能が発揮されなくなってしまいます。
必ず「ボンドのみ」で施工してください。

なお、マンションやアパートなどのリフォームを検討されている場合、管理組合によって床材の遮音性能に規定のある場合がございます。
ご購入前に、必ず一度管理組合、不動産会社様までお問合せいただきますようお願い申し上げます。


主に鉄筋コンクリートの床スラブ上に接着剤にて施工。
遮音性能を高める特殊暖衝材のついた遮音木質床材。
当店では遮音性に優れているものは遮音等級を記載しております。
(※アウトレット品の為、遮音証明書は発行できかねます。)


■床衝撃音に対する遮音等級と生活実感(建築学会)

遮音
等級
人の走り回り、
飛び跳ねなど
  (重量衝撃音)
イスの移動音、
物の落下音など
 (軽量衝撃音)
生活実感、
プライバシーの保護
L-40 かすかに聞こえるが、
遠くから聞こえる感じ
ほとんど聞こえない ・上階で物音がかすか
にする程度
・気配を感じるが
・気にはならない
L-45 聞こえるが、意識する
ことはあまりない
小さく聞こえる ・上階の生活が多少
意識される状態
・スプーンを落とすと
かすかに聞こえる
・大きな動きはわかる
L-50 小さく聞こえる 聞こえる ・上階の生活状況が
意識される
・イスを引きずる音は
聞ける
・歩行音が聞こえる。
L-55 聞こえる 発生音が気になる ・上階の生活行為が
ある程度わかる
・イスを引きずる音は
うるさく感じる
・スリッパ歩行音が
聞こえる


上貼り(リフォーム用)フロア

6mm厚や1.5mm厚など、既存の床の上に貼っていただける薄いフロアです。
床を剥ぐ必要が無いため、短工期や省施工、コスト削減をご希望のお客様にお勧めです。

なお薄い商品になりますので、当店から出荷する際、破損を防ぐ目的から四面を板で保護する梱包を致します。
そのため通常に比べ出荷にお時間がかかりますので、納期に余裕をもったご注文をお願い致します。



根太貼りフロア

主として、木造戸建住宅の床組である根太の上に、直接接着剤と釘を併用して床材を施工する方法です。
根太は通常450mm間隔(1尺5寸)となっています。
(※303mm間隔にしてやると強度が増します。)

当店のフロアで根太貼OKのものは、強度検査にて合格しているものです。(※現在A品のみ)
リフォームで根太貼りをされる場合、コンパネを張って捨貼りされることをお勧めします。



フロア・フローリングの単位

当店のフローリングは通常1ケース1坪(3.3平米)入りです。
商品によっては0.5坪(1.65平米)入りや約1坪(3.04平米)入りと、様々ございます。
商品ページにて入数の表示をしておりますので、ご注文いただく際には必ずご確認下さい。

※1坪はたたみ2畳分です。
 ( 1.818×1.818=3.3平米 )


畳の広さは3種あります

※江戸間(関東間、五八間)--- 1畳 約 88 × 176 cm
※中京間         --- 1畳 約 91 × 182 cm
※京間 (本間間)    --- 1畳 約 95 × 191 cm

必要な数が分からない場合には、お部屋の縦と横を測っていただけましたら当店にておおよその必要数をご連絡いたします。

なお、ばら売り(※6枚1ケースのものを3枚のみご購入など)はおこなっておりませんのであらかじめご了承くださいませ。



重歩行用(店舗用)※土足不可

通常のフロアに比べて、歩行頻度の多い場所(店舗など)へのご使用にお勧めの床材です。(※屋外や常に水に濡れる場所にはご利用いただけません。)

当店の重歩行フロアは、原木から無垢の風合いを残して3mmの板材にスライスしたものをジョイントなしで3層に仕上げた高級木材です。
厚さ3mmの無垢材は、長年の使用にも耐え、かつ補修が容易です。
万が一物を落下させたり、堅い物で傷がついても、表面を研磨して塗装すれば元通り。高級感ある姿が復元できます。



樹種について

バーチ(カバ)の特徴
・英語ではバーチ、日本語ではカバザクラと呼ばれている
・カバ桜フロアはキズがつきにくい
・肌触りが滑らか
・摩耗性に優れている
・反りなどの狂いが少ない

◆アッシュの特徴
・北米産の広葉樹の中でも、安定した高い人気
・適度に硬く、重量がある
・耐久性があり、加工しやすい
・木目が単調
・仕上がりが美しい

オークの特徴
・ナラと常緑樹であるカシ(樫)の総称
・木目がはっきりしている
・堅く重厚で耐久性にすぐれている

メープルの特徴
・カエデ科の植物およびその材木
・美しくきめ細かな木肌
・衝撃や摩擦に強い

◆チェリーの特徴
・きめが細かく艶やかな木肌と個性豊かな木目
・使い込むほどに風合いを増す素材

ウォールナットの特徴
・日本語に訳すとクルミ
・木質はやや重硬で、狂いが少ない
・不規則な濃淡の縞を持つことが多い

楡(ニレ)の特徴
・木材として硬すぎず、柔らかすぎず、中程度の硬さを持っている
・腐食に強く、心材は帯褐色で辺材は淡灰白色
・使いやすいことが特徴としてあげられている木材
・家具などにも多く使われている

アカシアの特徴
・重厚な木材
・腐食や摩耗に非常に強い
・茶褐色にまっすぐ伸びる木目が高級感あり
・茶と白の濃淡によるデザイン性が高い
・丸太一本の中でも場所によって色が異なる

栓(セン)の特徴
・強度がある
・「アッシュ」に色や木目の外観が似ている
・年輪幅は極めて狭く、はっきりしている
・装飾的価値が高い




その他

床材用ボンドとは
一般的に「ウレタンボンド」を指します。
木工用ボンドは、接着剤に含まれている水分が蒸発することによって硬化するものであるため、床材が蒸発した水分を吸って「床鳴り」や「浮き」「破損」の原因になり得ます。
必ず床材用の「ウレタンボンド」での施工をお願い致します。


MDFとは
木材を繊維状にほぐし、接着剤などを配合してボードに成型した「繊維板」の一種です。
捨て貼りフロアや直貼りフロアは、合板やMDFなどを何層にも重ね合わせて作られています。

パーティクルボードとは
木材の小片を接着剤と混合し熱圧成型した木質ボードの一種です。

ポリ合板とは
合板に化粧紙を貼り、その上にポリエステル樹脂を塗った後、表面をフィルムで覆いポリエステル樹脂を硬化させた化粧板のことです。

ワックス不要・ワックスフリー・ワックス禁止
いずれも、床材にワックスをかける必要がないことを示しています。
ワックスをかけた場合、床材表面の仕様(ペット対応、傷に強い)などが失われ、ワックスの性能に変わってしまいますのでご注意ください。

・ワックス不要、ワックスフリー…ワックスをかけなくてもよい床材。どうしてもワックスをかける場合には、メーカー推奨品を利用する。
・ワックス禁止…床材の機能が損なわれる、もしくは阻害される可能性があるため、ワックスを「使用してはいけない」床材。

近年各メーカーから発売されている「抗ウイルス床材」などは、
上記の通りワックスをかけると床表面の性能がワックスの性能に変わってしまうため、基本的にワックスがけを推奨していません。
また、ペット対応などの滑りにくい床材は、ワックスをかけてしまうと「滑りにくい」性能が失われてしまいます。

床にワックスがけをする前には、一度貼っている床の機能をご確認いただくと安心かもしれません。


その他なにかご不明な点がございましたらお問い合わせください。
【TEL:0944-32-8554 床材本舗】