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床材の基礎知識
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福岡倉庫在庫分「アウトレット床材」について
当店のアウトレット床材はおおまかに2種類に分かれます。
(1)フローリング生産工場よりB品が直接入荷
ハウスメーカーや工務店など依頼主様が直接工場に床のオーダーをした場合、最後の検品の際に下記のような理由ではじかれる製品があります。
検品上問題なく出荷可能な商品をA品、下記のように多少の不具合を含む商品がB品と選別されます。
・ちょっとした塗装むらがあったり…
・ちょっとした小キズがあったり…
・ちょっとした木くずが入っていたり…
・気にならない程度の反りがあったり…
これらのB品の入荷は、不定期です。
また同じ商品の再入荷の見込みはほとんどありません。
施工の際には、仮並べをして頂き、小キズが入ったものや、色ムラがあるものは、端の切り使いの部分などに利用されることで工務店さんなどにも大変ご好評です。
(2)メーカーの型落ち品(廃番品)及びカタログ外製品の長期保管品が入荷
メーカーの型落ち品(廃番品)のご購入ページには、メーカー名が入っております。
また稀にメーカーが長期保管しているカタログ外製品が入荷することもございます。
いずれにしてもメーカーから入ってくる型落ち品は、B品の部類でも商品はとてもきれいで、機能面も優れておりますので、かなりのお勧めです。
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フローリングの耐久性
フローリングの耐用年数は、種類により変化します。 無垢フローリングは比較的耐久性が高く、一般的に30年以上といわれています。 使われている木材はとても丈夫で、普通の住まいであれば簡単に劣化することはありません。 複合フローリングの場合、15年ほどが寿命と言われますが、耐久性は日頃のお手入れによっても異なります。
当店では現在クッションフロアの取り扱いはございませんが、クッションフロアの耐久性は10年ほどと言われております。
※耐久性・耐水性が高いフローリングの樹種は「オーク」の突板フロアです。
ウイスキーやワインの樽、船舶の材料等にも使用され、キズが付きにくい性質を持っています。
耐水性に優れている為、飲み物や水をこぼしてしまってもしみになりにくく、変質しにくい特徴を持っています。
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フローリングの種類
◆無垢フローリング
無垢フロアは1枚の木でできています。
木そのものの質感を感じることができ、また高級感のある床に仕上がります。
耐久性も30年以上とされており、コストは高めです。
湿度や温度の変化に影響を受けるため、夏は水分を吸収してふくらみ、冬は乾燥して縮みます。
施工に関しては湿度や温度、季節で施工方法が変わるため、どちらかといえば大工さんなどプロ向けの商品です。
無垢フローリングは >>>【こちら】より<<<
◆複合フローリング/挽き板(ひきいた)
挽き板(ひきいた)とは、天然木を2~3mm程度の板状に切り出したものです。
基材となる合板の上に挽き板を張り合わせてつくられています。
表面材に厚みがある為、無垢材と同じ質感です。
無垢材に比べると割りや反りがおこりにくく、メンテナンスしやすいです。
天然木を用いるため、自然な深みや味わいを楽しむことができるのが特徴です。
挽き板フローリングは >>>【こちら】より<<<
◆複合フローリング/突板(つきいた)
突板(つきいた)とは、天然木を0.2~0.3mm厚に薄くそいだものです。
基材となる合板の上に突き板を張り合わせてつくられています。
無垢や挽き板と比べると価格はお手頃です。
同じ樹種でも木目が異なり、また天然木を用いるため、自然な深みや味わいを楽しむことができるのが特徴です。
◆複合フローリング/シート
突板の代わりにオレフィンシートや化粧シートなどの木目の印刷シートを表層に貼ったものです。
厚みは0.15前後ぐらいではないかと思います。
(※シートの厚みは、各メーカーカタログ等には乗せることのできない情報となりますので、おおよそでの記載となり、商品によっても異なります。)
基材はシートの直下にMDFという固い材が入っている為、以前のものより凹みに強かったり、膨れにくいという利点があります。
現在ではシートフロアが全体の70%を占めるほど需要が高くなり、価格はお手頃です。
見た目でいうと、天然木の自然な味わいと異なり、模様が一定していることや、通常の木目では出すことのできない色味、石目柄やコンクリートタイル風などの展開がみられ、新築に人気です。
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施工方法の種類
◆捨て貼り(すてばり)
根太の上に下地合板(針葉樹やコンパネ12mmなど)を設置し、その上に「専用ボンドと釘」で施工するフロアです。
根太の上に下地をすることで、床の構造がしっかりとし、床下からの湿気や冷気等も遮ります。
<釘・接着剤について>
※ダイケンフロアー施工説明書一部参照
※釘はフロアー釘(長さ3.8cm、太さ1.4や1.8mm)上記の釘打ちで303×1818mmサイズの床板1枚に必要な釘数は約14本
※ボンドはウレタンボンド(木工用ボンド不可)
◆直貼り(じかばり)
防音床材(遮音LL40、LL45)などが直貼りフロアに該当します。
直貼り工法は主にマンションで採用されます。
鉄筋造や鉄筋コンクリート造の場合、床下地がコンクリートとなり、 専用のウレタンボンドを用いて下地に直接張って行きます。
ウレタンボンドのみでの施工になりますので、既存の床の上に貼る「上貼り施工」には使用をお勧めできません。
(※浮きや剥がれ、床鳴りなどの原因になり得ます。)
また、釘を使って施工するとクッションが圧縮されてしまい、防音機能が発揮されなくなってしまいます。
必ず「ボンドのみ」で施工してください。
なお、マンションやアパートなどのリフォームを検討されている場合、管理組合によって床材の遮音性能に規定のある場合がございます。
(※遮音性能については下記の表をご覧ください。)
ご購入前に、必ず一度管理組合、不動産会社様までお問合せいただきますようお願い申し上げます。
■床衝撃音に対する遮音等級と生活実感(建築学会)遮音等級 人の走り回り、
飛び跳ねなど
(重量衝撃音)イスの移動音、
物の落下音など
(軽量衝撃音)生活実感、
プライバシーの保護L-40 かすかに聞こえるが、遠くから聞こえる感じ ほとんど聞こえない ・上階で物音がかすか
にする程度
・気配を感じるが
・気にはならないL-45 聞こえるが、意識することはあまりない 小さく聞こえる ・上階の生活が多少
意識される状態
・スプーンを落とすと
かすかに聞こえる
・大きな動きはわかるL-50 小さく聞こえる 聞こえる ・上階の生活状況が意識される
・イスを引きずる音は聞ける
・歩行音が聞こえる。L-55 聞こえる 発生音が気になる ・上階の生活行為が
ある程度わかる
・イスを引きずる音は
うるさく感じる
・スリッパ歩行音が
聞こえる
◆上貼り(リフォーム用)
6mm厚や1.5mm厚など、既存の床の上に貼っていただける薄いフロアです。
床を剥ぐ必要が無いため、短工期や省施工、コスト削減をご希望のお客様にお勧めです。
MDF基材の6mmフロアやパナソニックウスイータ1.5mmなどがあります。
◆根太貼り
主として、木造戸建住宅の床組である根太の上に、直接接着剤と釘を併用して床材を施工する方法です。
根太は通常450mm間隔(1尺5寸)となっています。
(※303mm間隔にしてやると強度が増します。)
当店のフロアで根太貼OKのものは、強度検査にて合格しているものです。(※現在A品のみ)
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フローリングの単位
当店のフローリングは通常1ケース1坪(3.3平米)入りです。
商品によっては0.5坪(1.65平米)入りや約1坪(3.04平米)入りと、様々ございます。
商品ページにて入数の表示をしておりますので、ご注文いただく際には必ずご確認下さい。
※1坪はたたみ2畳分です。
( 1.818mm×1.818mm=3.3平米 )
畳の広さは4種あります
※京間 (本間間) --- 1畳 約95×191cm(1.8145平米)
※中京間 --- 1畳 約91×182cm(1.6562平米)
※江戸間(関東間、五八間)--- 1畳 約88×176cm(1.5488平米)
※公団間 --- 1畳 約85×170cm(1.445平米)
必要な数が分からない場合には、お部屋の縦と横を測っていただけましたら当店にておおよその必要数をご連絡いたします。
なお、ばら売り(※6枚1ケースのものを3枚のみご購入など)はおこなっておりませんのであらかじめご了承くださいませ。
<畳の広さ参照図>
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樹種について
◆バーチ(カバ)の特徴
・英語ではバーチ、日本語ではカバザクラと呼ばれている
・カバ桜フロアはキズがつきにくい
・肌触りが滑らか
・摩耗性に優れている
・反りなどの狂いが少ない
◆アッシュの特徴
・北米産の広葉樹の中でも、安定した高い人気
・適度に硬く、重量がある
・耐久性があり、加工しやすい
・木目が単調
・仕上がりが美しい
◆オークの特徴
・ナラと常緑樹であるカシ(樫)の総称
・木目がはっきりしている
・堅く重厚で耐久性にすぐれている
◆メープルの特徴
・カエデ科の植物およびその材木
・美しくきめ細かな木肌
・衝撃や摩擦に強い
◆チェリーの特徴
・きめが細かく艶やかな木肌と個性豊かな木目
・使い込むほどに風合いを増す素材
◆ウォールナットの特徴
・日本語に訳すとクルミ
・木質はやや重硬で、狂いが少ない
・不規則な濃淡の縞を持つことが多い
◆楡(ニレ)の特徴
・木材として硬すぎず、柔らかすぎず、中程度の硬さを持っている
・腐食に強く、心材は帯褐色で辺材は淡灰白色
・使いやすいことが特徴としてあげられている木材
・家具などにも多く使われている
◆アカシアの特徴
・重厚な木材
・腐食や摩耗に非常に強い
・茶褐色にまっすぐ伸びる木目が高級感あり
・茶と白の濃淡によるデザイン性が高い
・丸太一本の中でも場所によって色が異なる
◆栓(セン)の特徴
・強度がある
・「アッシュ」に色や木目の外観が似ている
・年輪幅は極めて狭く、はっきりしている
・装飾的価値が高い
◆シカモアの特徴
・色が白く木目は直通で肌目は滑らか
・絹を思わせるような美しい光沢がある
・光が当たる角度や見る方向で色が違って見える特徴がある
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床材のお手入れについて
日常のお手入れ方法としては乾いたぞうきんでカラ拭きしてください。
水拭きをする場合は、固く絞ったぞうきんで拭いた後、必ずカラ拭きをして水分を拭き取ってください。
オススメできないお掃除方法
1.お掃除ロボット
ほこりや小さな固形物が床表面にあると、ロボット掃除機のローラーや底部に付着し、引きずった形で動きます。 それにより、艶が落ちたり、傷の原因になりる可能性があります。
2.スチームモップ
床の突き上げ、膨れ、ひび割れ、カビ、変色などの不具合が発生する可能性があります。
※ワックスフリーの床材にワックスがけは不要です。
特にペット対応の床材や傷に強い仕様のものなどワックスを掛けることで性能が変わることがありますので、ご注意ください。
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フロアカットサンプル
カットサンプルを送料無料300円でご用意しております。(※当店の全ての商品に該当致しません。)
サンプルとして商品ページがあるものは、ご購入ページよりお手続き可能です。
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床用ボンドについて
床の施工には「ウレタンボンド」が必要です。
主に床組みで使用するため床ボンド(ネダボンド)と呼ばれます。
利点としては、歩行などによるたわみに対応できる柔らかさ(弾力性)があり、不要な隙間を埋めることができ、床鳴り防止に活躍します。
人が乗っても床同士がすり合わずボンドが吸収しれくれるのです。
ボンドには使用期限がございます。
使用期限までにご利用ください。
期間を過ぎてのご利用は、製品本来の性能を損なう場合も ございます。
※木工用ボンドは使用しないでください
木工用ボンドは安価で扱いやすく、木材の工事では使用頻度は高いのですが、硬化してきしみや床なりの原因となります。
また床が木工用ボンドの水分を吸ってしまい、板の反りを招く恐れもあります。
※ウレタンボンドが床の表面に付着した場合
通常、硬化後は弾力のある樹脂になり、削り取る以外に除去する方法がありません。
価格は上がりますが、床に付着した場合でも、簡単にふきとりのできる「ダイケン直床ボンド簡単ふきとりタイプ」はお取り寄せ可能です。
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その他よくお問い合わせを受ける用語
◆MDFとは
木材を繊維状にほぐし、接着剤などを配合してボードに成型した「繊維板」の一種です。
捨て貼りフロアや直貼りフロアは、合板やMDFなどを何層にも重ね合わせて作られています。
◆パーティクルボードとは
木材の小片を接着剤と混合し熱圧成型した木質ボードの一種です。
◆縁甲板とは
日本建築で使われる床用木材のことで、縁側や板の間で使われる物。
◆羽目板とは
壁や天井に張るための板のことで、並べて張り合わせて使うことも可能です。
◆ポリ合板とは
合板に化粧紙を貼り、その上にポリエステル樹脂を塗った後、表面をフィルムで覆いポリエステル樹脂を硬化させた化粧板のことです。
◆際根太とは
床を支えるために壁に取り付ける根太のことです。
床材の施工端部が玄関框、床見切、掃き出しサッシ、ドア枠、などとなる場合には、必ず際根太を使用してください。使用しないと段差、す き間、床鳴りなどの原因となります。
◆F☆☆☆☆(エフフォースター)とは
「F☆☆☆☆」は、建材のホルムアルデヒド放散の等級表示です。
「F☆☆☆☆」の「F」はホルムアルデヒドで、放散量を4段階で表示し、「☆」の数が多いほど、より放散が少ないことを意味しています。
その中で最も少ないものが「F☆☆☆☆」です。「☆」の数によって建材および塗料に使用面積の制限が設けられています。
◆ホルムアルデヒドとは
シックハウス症候群の主な原因として考えられている揮発性有機化合物の一種です。合板などの製造に使われる接着剤、内装などの塗料、また防腐剤などの成分としてよ知られています。
毒性が強いと言われており、空中に放散したものを多量に吸い込むと、濃度によって人体に悪影響を及ぼす恐れがあります。
そのため2003年7月の改正建築基準法の施行で、ホルムアルデヒドの使用が制限されています。
◆コーキングとは
建築物の気密性や防水性のために、施工の際にできる隙間をコーキング剤で埋めることです。
ご不明な点は、お気軽にご連絡下さい。お見積りも可能です。
【TEL:0944-32-8554】
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